ハッキング被害に遭った不倫SNSサイトAshleyMadison(アシュレイ・マディソン)は8月31日(現地時間)、流出した同社のデータに基いてGizmodoが報じた、同サービスには女性会員がほとんどいないという分析結果を強く否定した。
同サービスによると、ハッキング被害後も登録会員は増え続けており、先週だけでも“数十万人”が登録し、そのうちの8万7596人が女性だったという。
先週女性会員がサービス上で投稿したメッセージは280万件以上だった。また、今年上半期に女性会員と交流を持った男性会員と、実際に自分のアカウントをアクティブに利用した女性会員の比率は1.2対1だったとしている。
Gizmodoは、アシュレイ・マディソンのデータベースに登録されている女性会員のほとんどは“偽物”で「実際にサイトを使った形跡がなかった」と報じた。
アシュレイ・マディソンはGizmodoの名前は出していないものの、「何人かのジャーナリストはアシュレイ・マディソンへの犯行に関するフォーカスを逆転させ、ハッカーではなくわれわれを攻撃している」と非難し、「この結論は間違っている」としている。
これに対しGizmodoのアナリー・ニューウィッツ編集長は新たな記事で、攻撃者が公開したデータベースの分析方法を説明し、アシュレイ・マディソンが7万人以上の偽女性会員(女性ボット)を作り、数百万件の偽メッセージを男性会員に送っていたと報じた。
「理由はどうあれ、アシュレイ・マディソンの儲ける手段はボットによるもののようだ」とニューウィッツ氏は結論づけている。
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