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五輪組織委もネットの画像無断利用 使用料支払いで事後承諾

» 2015年09月14日 12時08分 公開
[ITmedia]

 2020年東京五輪のエンブレムをめぐる問題に関連し、大会組織委員会は、8月28日に開いた記者会見で同委員会が示したプレゼン資料に、ネット上の画像を3点、無断利用していたことを明らかにした。うち1点については権利者と連絡を取り、使用料を支払うことで事後承諾を得たという。

画像 左上の画像が無断利用だったことが発覚した(8月28日の記者会見のニコニコ生放送より)

 28日の記者会見は、佐野研二郎氏のデザインしたエンブレム(すでに撤回済み)が盗用ではないと説明するために開いた。

 会見で大会組織委員会が用意した、ロンドン五輪でのエンブレムの利用例を示した写真の1つについて、海外在住の権利者から10日、「自分の写真が使われている」とメールで連絡があり、無断使用が発覚したという。組織委は権利者と連絡を取り、使用料を支払うことで事後承諾を得たという。

 同日のプレゼン資料を組織委が改めて確認したところ、ほかにも2点、画像の無断使用が発覚した。現在、無断使用の経緯や権利者との連絡方法などについて調査しているという。

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