米匿名画像掲示板「4chan」は9月21日(現地時間)、2ちゃんねる(2ch.net)元管理人のひろゆきこと西村博之氏(38)をオーナー/管理人として迎えたと発表した。米New York Timesによると、ひろゆき氏が同サービスを買収したというが、買収金額などの詳細は不明だ。
4chanは、2003年に当時15歳だった前オーナー/管理人のMootことクリス・プール氏が、日本のふたば☆ちゃんねるに触発されて立ち上げた、画像を中心とした匿名掲示板。現在の月間訪問者は2000万人以上、月間ページビューは6億以上、累計ページビューは422億件以上という巨大掲示板だ。
プール氏はこの1月に管理人の座を退き、掲示板の運営は“チーム”とボランティアが引き継いできた。
同氏は発表文で「ひろゆき氏は匿名コミュニティーのパイオニアであり、4chanの曽祖父(ひいおじいさん)とみなすことができる(4chanの親であるふたば☆ちゃんねるの親にあたる2ちゃんねるの親なので)。同氏が1999年に立ち上げた2ちゃんねるは、4chanを触発したふたばちゃんねるの開設につながったのだから」とし、「ひろゆき氏ほど4chanのリーダーに適任の人はいない」と語った。
両氏は2011年に会って意気投合し、オンラインコミュニティーの創造と管理への情熱を分かちあったという。
ひろゆき氏は自身のTwitterで、(英語で)「おいらは“ひいおじいちゃん”と呼ばれるほど年寄りじゃないよ」とツイートした。
ひろゆき氏は1999年に2ちゃんねるを開設し、2009年に管理人を退任。2014年4月に2ちゃんねるとほぼ同じサービス「2ch.sc」を立ち上げ、現在も管理人を務めている。同氏はまた、東京産業新聞社が28日にオープンする予定の「Variety Japan」の編集長に就任した。
【UPDATE】ひろゆき氏からのメッセージについては別記事にまとめた。
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