ロシア連邦独占禁止局(FAS)は10月5日(現地時間)、米Googleが同国の独占禁止法に違反しているとして、同社に対して11月18日までにAndroid端末メーカーとの契約を是正するよう命じたと発表した。
FASは9月14日、同国の検索最大手Yandexからの申し立てを受けた調査の結果、Googleが端末メーカーに複数の同社製アプリをプリインストールさせていることは独禁法に違反すると発表していた。
Googleは、端末メーカーがGoogle検索アプリやGoogleマップのプリインストールを求める場合、Googleはそれらを単独では提供せず、GmailやChromeなどを含むパッケージとして提供している。これがロシアの独禁法に抵触するという判断だ。
Googleが期限までに是正を完了しなかった場合、FASはGoogleに対し、ロシア市場での2014年におけるAndroid関連売上高の1〜15%に相当する罰金の支払いを命ずる可能性がある。
GoogleによるAndroid端末メーカーへのアプリプリインストール要請に関しては、欧州と米国の独禁法当局も現在調査中だ。
Google、米当局もAndroid関連で独禁法違反容疑の調査開始──Bloomberg報道
Android端末のプリインストール義務付けGoogleアプリ削減 Google+も
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ロシアYandex、Chromiumベースの新ブラウザを公開Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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