米ビジネス誌Forbesは10月16日(現地時間)、同誌初となるユーチューバー(YouTubeに投稿するユーザー)の年収ランキング「The World's Top-Earning YouTube Stars 2015」を発表した。トップのPewDiePieことフェリックス・シェルベリ氏(26)の年収は1200万ドル(約14億円)。ランク入りした10人の年収は、最低でも約3億円だ。
このランキングは、米調査会社Nielsenや米オンラインデータベースIMDbのデータや、ユーチューバー本人やその弁護士などへの聞き取り調査に基いて、2014年7月〜2015年6月の1年間の収入を推計したもの。
YouTubeでは、投稿者が動画に広告を掲載することで広告収入の一部を分配する収益化プログラム「YouTubeパートナープログラム」を提供しており、彼らの収入のほとんどはこのプログラムからのものだ。
以下にトップの5人とその作品例を紹介する(アカウント名のうしろの括弧内はおよその年収)。
PewDiePieはスウェーデン在住のフェリックス・シェルベリ氏。主にゲーム実況を投稿するが、ゲームキャラのパロディなども人気だ。登録者数は約4000万人。スウェーデンのメディアが彼の2014年の年収が6370万クローナ(約9億円)と報じて話題になったことを受けて公開した動画も話題になった。
米国在住の幼なじみの2人組、イアン・アンドリュー・ヘコックス氏とアンソニー・パディラ氏が2002年に始めたコント動画。ポケモンを題材したコントで人気を博した。現在は複数のチャンネルで様々なシリーズを展開している。7月には2人を主役にした映画「Smosh: The Movie」も公開された。
米国のラフィ&ベニー・ファイン兄弟。やはり複数のチャンネルを展開しており、動画や音楽、食べ物などを体験した人々のリアクションを紹介する「REACT」シリーズが特に人気だ。
自然の中で踊りながらバイオリンを弾く動画で人気のリンジー・スターリング氏は、2007年にレーベルとの契約に失敗して動画投稿を始めた。これらの動画をきっかけに、Universal Musicと契約して既に2枚のアルバムをリリースし、世界ツアーも行っている。
レット・マクラフリン氏とチャールズ・リンカーン氏の幼なじみコンビ。日々のニュースをおもしろおかしく紹介するニュース番組「Good Mythical Morning」や、Facebookなどを題材にしたパロディソングが人気。トヨタ、Gilette、Wendy'sなどの大手をスポンサーに持つ。
6人目以降はオリジナル記事を参照されたい。
YouTubeを運営する米Googleは、YouTubeの売上高を発表していないが、直近の業績発表で、YouTubeのTrueView広告が好調だとコメントした。
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