米Googleが車載OSを近々リリースするかもしれない──。米Ars Technicaが10月23日(現地時間)、Androidの最新「Compatibility Definition Document(CDD、互換性定義文書)」に基いてそう報じた。
CDDは、Android端末が守らなければならないスペックなどの定義がまとめられている文書。「Android 6.0 Marshmallow」のCDDは、10月16日に公開された。
この文書の「2.Device Types」の項目として、従来のAndroid端末、テレビ(Android TV)、時計(Android Wear)にAndroid Automotiveが加わった。「Android Automotive実装では、Androidをシステムおよび/あるいはインフォテインメント機能の一部あるいは全体のためのOSとして稼働させる車のヘッドユニットについて言及する」と書かれており、文書の20カ所でAndroid Automotiveに言及している。
Googleは車載システム「Android Auto」を3月に既にリリースしているが、これは車載OSではなく、Android端末を車載OSと接続して使うものだ。既にHyndai Sonataや独Volkswagenの「Volkswagen Jetta」の新モデルなどが採用している。
車載OSとしてのAndroidがリリースされれば、ソニーやSamsung ElectronicsのAndroid搭載スマートフォンのように、日産やGMの車にAndroid OSが搭載され、車にスマートフォンを接続せずに直接ダッシュボードでAndroidアプリを使えるようになる。
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