今月3日に見つかった未確認物体が11月13日に地球の大気圏に突入することが分かった。人工物だと考えられ、大きさは2メートル程度。大気圏突入で燃え尽きる可能性が高く、地上に被害はないとしている。
この物体は「WT1190F」と呼ばれるので、3日にアリゾナ大学の「Catalina Sky Survey」が発見した。密度が水の10%程度と、隕石などに比べて低いため、空になった使用済みロケットなどの可能性があるという。
大気圏には日本時間の11月13日午後3時20分に突入する。燃え尽きる可能性が高いが、残った場合はスリランカ南岸の100キロ沖に落着するとみられている。いずれにせよ地上に被害をもたらすおそれないという。突入時には数秒間、光り輝く様子が観測できるかもしれないという。
ロケットや人工衛星の破片など、宇宙に漂うスペースデブリは大きな問題になっている。ESAはスペースデブリ対策の一環として、この物体について観測キャンペーンを展開する計画だ。
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