米Microsoftが11月10日に公開したセキュリティ更新プログラムの一部で不具合が報告され、Windows 7とWindows Server 2008 R2向けの更新プログラムが再リリースされた。
不具合が報告されていたのは、Windowsの深刻な脆弱性に対処した更新プログラム「MS15-115」。サポート対象の全Windowsが対象だが、11日の再リリースはWindows 7とWindows Server 2008 R2向けとなっている。
同社によれば、再リリースではOutlookの全バージョンでユーザーが特定の電子メールを読もうとするとクラッシュする問題や、システムにログインする際の問題を修正した。
例えば、コンピュータを再起動してログイン画面でCtrl+Alt+Deleteを入力すると、画面が真っ暗になって作業を継続できなくなるといった問題が発生していたという。
MS15-115では組み込みフォントの不適切な処理に起因する問題など複数の深刻な脆弱性に対処していた。悪用された場合、細工を施した文書やWebページを使って任意のコードを実行される可能性が指摘されている。
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