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“Tのスマホ”に最新機種「TONE m15」 LTE対応、料金体系はシンプルに(2/2 ページ)

» 2015年11月17日 20時08分 公開
[片渕陽平ITmedia]
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TONEは“スマホ”ではなく“コンピュータ”

 トーンモバイルの石田宏樹社長(フリービットCEO)は、スマホの登場によって「端末がグローバルスタンダード化し、回線やサービスなどの一元化が難しくなった」と指摘。「料金の高額化、料金体系の複雑化といった問題が生まれた」と話す。「他のキャリアは、電話の延長線上にスマホを定義した結果、料金体系などあらゆる面で複雑化した。選択の幅が増えすぎ、ユーザーが逆に“選べない”状況に陥っている」(石田社長)。

photo 携帯電話会社とトーンモバイルのロードマップの違い

 同社はフリービットの知見を生かし、回線、端末、サービスを自社で開発。CCCグループが強みとする「生活提案力」も活用し、サービス、ソフトウェア、ハードウェアを垂直統合し「シンプルで安心品質のサービスを提供したい」(石田社長)という。

photo サービス、ソフトウェア、ハードウェアを垂直統合

 石田社長は「TONE」を「スマホではなくコンピュータ」ともコメント。「(インターネット企業として)PC、タブレットと推移し、“スマホの形をしたコンピュータ”に到達しただけ」と述べ、携帯電話会社とのロードマップの違いを強調する。「我々が目指すのは『シンギュラリティ(技術の特異点)時代』に使えるコンピュータ。『m15』はスマホではなく、そのコンピュータに一歩近づいたに過ぎない」(石田社長)。

photo 石田宏樹社長(中央)
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