米Mozilla Foundationは12月15日(現地時間)、Webブラウザの安定版アップデートとなる「Firefox 43」をWindows、Mac、Linux、Android向けに公開した。
一般向けの新機能としては、Windowsの64ビット正式版がダウンロードできるようになった他、検索機能の向上、Windowsタブレット(Windows 8以降)でのソフトキーボードの自動表示、トラッキング保護機能の強化などがある。
Windows 64ビット版がようやく正式にリリースされた。こちらのサイトからダウンロードできる。
アドレスバー(Mozillaは「Awesome Bar」とも呼ぶ)での検索候補の表示が強化された。これまでもURLはユーザーの履歴に基いて候補を表示してきたが、さらに履歴やブックマーク、タグをつけたサイトの中から入力した文字列にマッチするサイトの候補がドロップダウンメニューで表示されるようになった。
この機能は、アップデート後に初めてアドレスバーに文字を入力する際に表示される「検索候補を表示して検索機能を向上させますか?」という申し出に「はい」をクリックすると有効になる。
頻繁に訪れるサイトであれば、1文字入力しただけで自動補完リストの最初に表示されるようになる。入力した文字は太字で表示され、ブックマークやタグでマッチした場合は★(ブックマークアイコン)やタグのアイコンも表示される。
自動補完の無効化などについてはサポートページを参照のこと。
プライベートブラウジングでのブロックリストが変更できるようになった。[≡]→[プライバシー]→[ブロックリストを変更]で変更できる。変更するにはFirefoxの再起動が必要だ。
また、プライベートブラウジングでのトラッキング保護機能を一部またはすべて無効にすることもできる。
トラッキング保護機能についての詳細はサポートページを参照のこと。
Firefox 43では重要度「最高」に区分けされた2件を含む計16項目の脆弱性も修正された。
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