米Googleが人工知能(AI)採用の新たなメッセージングアプリを開発中──。米Wall Street Journalが12月22日(現地時間)、この件に詳しい筋の話としてそう報じた。
Wall Street Journalによると、このモバイルアプリにはAIでユーザーと会話する、いわゆる「チャットボット」があり、メッセンジャー内で「Google Now」のようにユーザーの質問に対応するという。
Googleはこのチャットボット機能をサードパーティー開発者に公開する計画という。ユーザーは例えばグルメアプリのチャットボットとの会話でレストランを探したり、予約したりできるようになるかもしれない。
Googleには既に統合メッセージングサービス「ハングアウト」の機能の1つとしてのメッセージングサービスおよび、単体のAndroidアプリ「メッセンジャー」があるが、米Facebookの「Facebookメッセンジャー」や「WhatsApp」、NHNの「LINE」などと比較して普及しているとは言いがたい状態だ。
Facebookは8月、メッセンジャー内で稼働するパーソナルアシスタント「M」を開発中だと発表した。こちらもAIを採用するが、人間がAIを訓練するというものだ。Googleのチャットボットがどのようなプロセスでユーザーに対応するのかは不明だ。
Googleは「Google Now」の他、検索アルゴリズムやメールの返信文例作成などにもAI技術を採用している。
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