米Microsoftは1月15日(現地時間)、「Windows 7」および「Windows 8.1」(以下「Windows 7/8」)に関するサポートポリシーの変更を発表した。
米Intelの第6世代Coreシリーズ(コードネーム:Skylake)を搭載する端末にインストールされたWindows 7/8のサポートは2017年7月17日までになる。これらの端末で引き続きサポートを受けるためには、同日までに「Windows 10」にアップグレードしなければならない(最も重要なセキュリティアップデートはWindows 7/8のままでも受けられる)。
同社は17日の週に、OEMと協力してWindows 7/8対応のSkylake端末のリストを公開する計画。このリストにある端末は、Windows 7/8が稼働し、Windows 10にスムーズにアップグレードできるという。
Windows 7/8搭載端末は今年の10月31日まで販売されるが、現行のライフサイクル通りのサポートを受けるには、Skylake以前のプロセッサ搭載端末を購入する必要がある。
現行のライフサイクルは、Windows 7の延長サポートが2020年1月14日まで(メインストリームサポートは1月13日に終了)、Windows 8.1のメインストリームサポートは2018年1月9日まで、延長サポートは2023年1月10日まで。
将来、新世代プロセッサ搭載端末が登場する際は、その時点での最新Windowsのみサポートするようになるという。例えば、Skyelakeの次世代のIntelプロセッサ「Kaby Lake」やQualcommの「8996」、AMDの「Bristol Ridge」(いずれもコードネーム)搭載端末がサポートするのはWindows 10のみになると、同社オペレーティングシステム担当エグゼクティブバイスプレジデントのテリー・マイヤーソン氏は公式ブログで説明する。
こうすることで、MicrosoftはWindowsとプロセッサの統合を深化させることができると同時に、前世代のWindowsとプロセッサの信頼性と互換性を持続させることができるという。
マイヤーソン氏によると、Skylake搭載端末では、Windows 10はWindows 7の30倍のグラフィックス性能を発揮し、バッテリー持続時間は3倍伸びるという。また、Windows 10であれば「Credential Guard」などの強力なセキュリティ機能を享受できるとし、Windows 10搭載のSkylake端末の導入メリットをアピールした。
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