3月に入り、そろそろ春の装いを楽しみたい時期ですが、日本付近は真冬の冷たい空気にすっぽり包まれています。
1日火曜日15時までの最高気温は、東京は10度3分と、ひと月前の寒さでした。全国的にも、北よりの風が強いので、体感的には、かなり寒くなりました。
日差しがたっぷり降り注いでいても、冷たい風が強いと、寒く感じたことはありませんか?「風速が1メートル強まる」と「体感温度は1度下がる」と言われます。
東京は、1日火曜日正午の気温が8度5分でしたが、正午の風は北西の風で、4.7メートル。ですから、体感温度には3〜4度くらいだったと思います。
この寒さは、明日も続きそうです。2日水曜日の予想気温(上記)に、注目して下さい。
関東から西では、最低気温が0度前後の所が多いでしょう。名古屋は氷点下1度と、2月25日以来の、氷点下になりそうです。東京や大阪は1度ですが、これは氷が張るくらいの寒さです。
「気温が『1度』と、プラスでも氷が張るの?」と、思った方のために、豆知識です。
気象庁の用語では、「気温」とは「通常は地上1.25〜2メートルの大気の温度」のことです。
晴れた日は、地面に近い所ほど冷え込みが強まり、寒くなります。予想最低気温が1度でも、地面の近い所では、氷が張ることもあるのです。
1日火曜日は、風が冷たくて「風冷え」でしたが、2日水曜日は、足元から冷えてきて「底冷え」になるでしょう。空気もカラカラに乾いたままですので、インフルエンザにも十分ご注意下さい。
「この寒さは、いつまで」かと言いますと、3日木曜日『ひな祭り』の昼間からは、暖かくなってくるでしょう。東京の「10日間予報」がこちらです。
東京の最高気温にご注目下さい。3日木曜日は、15度まで上がり、5日土曜日までは、14度くらいで、日なたは心地よく感じられそうです。
そして、6日日曜日頃からは、暖かさがレベルアップするでしょう。6日日曜日と7日月曜日は、雨が降りますが、「春の雨」で、寒さはなさそうです。7日月曜日と8日火曜日は、19度まで上がり、4月中旬並みの暖かさになるでしょう。
春は、まず「光の春」と言って、日差しが春めいてきます。その後、「気温の春」と言って、実際に気温が上がってくるのです。今週末からは「気温の春」を迎えるので、春の装いが楽しめそうですね。
でも、暖かくなると、スギ花粉がいっきに飛びだすので、対策が欠かせません。花粉症の方は、今までよりもワンランク上の準備や対策が必要ですね。
そして、春本番の暖かさになるのは、東京だけではありません。週末から、全国的に気温が上がりますので、「10日間予報」で、お住まいの地域の予想気温をチェックして下さいね。
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