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明日も底冷え、真冬の寒さ ひな祭りから春本番

» 2016年03月01日 16時53分 公開
[日本気象協会 tenki.jp(http://www.tenki.jp/)]
Tenki.jp
photo 2日は風の冷たさはおさまりますが、まだ真冬のコートが必要。予想最低気温は名古屋で氷点下。東京や大阪、広島も氷が張るほど寒い見込み。全国的な春の暖かさは3日頃から。

「風冷え」から「底冷え」へ

 3月に入り、そろそろ春の装いを楽しみたい時期ですが、日本付近は真冬の冷たい空気にすっぽり包まれています。

 1日火曜日15時までの最高気温は、東京は10度3分と、ひと月前の寒さでした。全国的にも、北よりの風が強いので、体感的には、かなり寒くなりました。

豆知識

 日差しがたっぷり降り注いでいても、冷たい風が強いと、寒く感じたことはありませんか?「風速が1メートル強まる」と「体感温度は1度下がる」と言われます。

 東京は、1日火曜日正午の気温が8度5分でしたが、正午の風は北西の風で、4.7メートル。ですから、体感温度には3〜4度くらいだったと思います。

 この寒さは、明日も続きそうです。2日水曜日の予想気温(上記)に、注目して下さい。

 関東から西では、最低気温が0度前後の所が多いでしょう。名古屋は氷点下1度と、2月25日以来の、氷点下になりそうです。東京や大阪は1度ですが、これは氷が張るくらいの寒さです。

 「気温が『1度』と、プラスでも氷が張るの?」と、思った方のために、豆知識です。

豆知識

 気象庁の用語では、「気温」とは「通常は地上1.25〜2メートルの大気の温度」のことです。

 晴れた日は、地面に近い所ほど冷え込みが強まり、寒くなります。予想最低気温が1度でも、地面の近い所では、氷が張ることもあるのです。

 1日火曜日は、風が冷たくて「風冷え」でしたが、2日水曜日は、足元から冷えてきて「底冷え」になるでしょう。空気もカラカラに乾いたままですので、インフルエンザにも十分ご注意下さい。

「ひな祭り」から 気温の春へ

 「この寒さは、いつまで」かと言いますと、3日木曜日『ひな祭り』の昼間からは、暖かくなってくるでしょう。東京の「10日間予報」がこちらです。

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 東京の最高気温にご注目下さい。3日木曜日は、15度まで上がり、5日土曜日までは、14度くらいで、日なたは心地よく感じられそうです。

 そして、6日日曜日頃からは、暖かさがレベルアップするでしょう。6日日曜日と7日月曜日は、雨が降りますが、「春の雨」で、寒さはなさそうです。7日月曜日と8日火曜日は、19度まで上がり、4月中旬並みの暖かさになるでしょう。

 春は、まず「光の春」と言って、日差しが春めいてきます。その後、「気温の春」と言って、実際に気温が上がってくるのです。今週末からは「気温の春」を迎えるので、春の装いが楽しめそうですね。

 でも、暖かくなると、スギ花粉がいっきに飛びだすので、対策が欠かせません。花粉症の方は、今までよりもワンランク上の準備や対策が必要ですね。

 そして、春本番の暖かさになるのは、東京だけではありません。週末から、全国的に気温が上がりますので、「10日間予報」で、お住まいの地域の予想気温をチェックして下さいね。

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