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Appleの40年を40秒で語るアニメーション公開、その歴史を解説しよう(4/5 ページ)

» 2016年03月25日 12時14分 公開
[松尾公也ITmedia]

iPodからiPhoneへ

 初代iPodは登場しないが、「iPod classic」「iPod mini」「iPod nano」「iPod shuffle」「iPod touch」と続く。そして「iPhone」。実際にはこっちのほうがiPod touchより先だが。さらに「iPad」。

 その後はいまもMacやiPhoneのインカメラに名前が残る「iSight」、パーソナル向けスイートの「iLife」、Microsoft Office対抗の「iWork」、現在ではPhotosにスイッチされてしまった写真管理ソフト「iPhoto」、iSightで自撮りするアプリ「Photo Booth」。 いずれもApple純正ソフトとそれを強化するハードだ。

 「MacBook Air」はマニラ封筒にうれしそうに出し入れするジョブズの姿なしに思い出すことはできない。

 「iTunes」はiLifeファミリーの中では一番先に生まれたもので、これがあったからiPodも生まれたと言える。その後にムービー編集ソフトの「iMovie」が生まれた。

 Windowsをちゃかした「I'm a PC. I'm a Mac. 」PCの人が実は大のMacユーザーだったって覚えてます?

 「FaceTime」でテレビ電話。いまも離れたところにいる家族をつないでいる。「AirPort」はフィル・シラーがiBookをかかえて飛び降りるスタントプレイと、日本ではその商標が使えない問題で有名だ。

 「レインボーカーソル」これはテキストじゃなくて、処理が終わらないときにグルグル回るあのアニメーションが表示される。自虐ジョークだが、時間をいじるという意味では、時間を巻き戻す「Time Machine」、それを封じ込める「Time Capsule」と見事な連携となっている。

photo これを見てうれしくなる人はあまりいないのでは

 「GarageBand」「Keynote」。この2つはジョブズが自らデモしてみせたという意味でも共通している。ちなみにGarageBandは「ガラージュベン」と発音すると英語圏の人にわかりやすいはず。

 「Hey Siri」はコンピュータとのコミュニケーション方法を変えたものの1つと言っていい。

 「There's an App for that」は、iPhoneアプリが自由に作られるようになり、あらゆる目的のアプリが登場したことで、「何がやりたい」と言えば「そのためのアプリ、あるよ」ということになった、モバイルデバイスがアプリ全盛の時代へと突入したことを示す言葉だ。

AppleがUIで行った革新

 「Two finger」は、MacBook Proのトラックパッドでスクロールを2本指でできるようになったことを示す。その後2本指をサポートしたさまざまなジェスチャーが生まれた。2本指の次は「Multi-Touch」ということで、iPhoneでは革新的な5点マルチタッチを採用。GarageBandでキーボードが弾けるのもこのおかげである。

 「Magic Mouse」「Magic TrackPad」はこれらの機能を十分に生かした最新のマウス、トラックパッド。「Point-and-click」はマウス操作の基本。「Swipe-and-tap」はスワイプという動作が加わった新しいUI操作。「Drag-and-drop」はMacintoshの、「Pinch-to-zoom」はiOS特有の操作方法だ。Pinch-to-zoomは、当初マルチタッチのなかったAndroidではできなかったことを覚えているだろうか?

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