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GoPro、開発者向けプログラムを発表 BMWなど100社と連携サービスを創出

» 2016年04月19日 10時00分 公開
[片渕陽平ITmedia]

 ウェアラブルカメラを開発する米GoProは4月14日(現地時間)、開発者向けのキットを提供し、同社製品と連携したアプリやデバイスの開発を支援・促進するプログラム「GoPro DEVELOPER PROGRAM」を始めた。

photo GoPro DEVELOPER PROGRAM
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 GoProカメラとBluetooth/Wi-Fi接続できるモバイルアプリ(iOS/Android)の開発キットや、他のデバイスに直接GoProカメラを装着できるようにする技術を提供する。参加費は年間99ドルから。

photo モバイルアプリやデバイスなどの開発を支援
photo 100社以上が参加
photo 独BMWのアプリ「M-Laptimer」

 現時点で、すでに大小100社以上の企業が参加。自動車メーカーの独BMWは同社のアプリ「M-Laptimer」とGoProカメラを連携し、車体に搭載したカメラの映像をアプリに表示し、速度や位置情報などと組み合わせることで、ドライバーの運転技術を向上させるサービスを開発した。

 同社は2月初頭に発表した2015年第4四半期の決算で赤字を計上している。年末商戦などでの売り上げ不振が指摘されているが、今回の取り組みを通じ、提携企業にGoProを活用した新しいサービスを生み出してもらい、製品需要の創出を狙う。

 同社のニック・ウッドマンCEOは「GoProは単なるカメラではない」とコメント。スポーツなど特定のジャンルに限らず、あらゆる場面の決定的瞬間を捉える「多才なキャプチャモジュール」と表現し、参加企業とのエコシステムの構築に期待を寄せた。

photo ニック・ウッドマンCEO

取材協力:GoPro

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