ウェアラブルカメラを手掛ける米GoProは4月14日(現地時間)、サードパーティ向けに、同社製品と連携したアプリやデバイスの開発を支援する「GoPro DEVELOPER PROGRAM」を発表した(関連記事)。同プログラムを利用し、独・自動車メーカーのBMW、米・スタートアップ「eCoach」などが自社アプリとGoProカメラを連携。撮影した映像と他のセンシングデータを組み合わせ、ユーザーの癖を見抜くアプリを提供している。
BMWは、運転時の速度やラップタイムを記録する自社アプリ「M-Laptimer」に、GoProカメラを遠隔操作できる機能を追加。走行中でも車体に装着したGoProカメラの録画を始めたり、角度を調整したりできる。
撮影した動画はスマートフォンでも確認でき、速度やラップタイム、ブレーキ位置などのデータと組み合わせた分析も可能。減速したコースの箇所を赤く表示し、走行時の動画と同時にチェックすることで、運転技術の向上につなげる。
米国のスタートアップ「eCoach」は、GoProカメラの映像を元に野球のバッティングフォームを改善するアプリを開発した。Wi-Fi経由で映像をタブレットやスマホに送信し、練習中にその場でチェックできる。動画を撮影する端末と確認する端末を分けることで、カメラの設置場所を柔軟に調整できるほか、海外など離れた場所での遠隔指導も可能だ。
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