米Slack Technologiesは5月10日(現地時間)、チームコラボレーションツール「Slack」のアカウントでサードパーティーのアプリやサービスにログインできるサービス「Sign in with Slack」の提供を開始した。
まずは、米ソーシャルワープロ「Quip」が対応した。Quipは、Slackと連係するアプリとしてSlackのアプリストア「App Directory」にも登録されている。
「Facebook Login」やTwitterのOAuthと同様に、ユーザーにとってはSlackのアカウントでログインすることで新たなアカウントを作る手間が省ける。
アプリ開発者側のメリットとしては、Slackでログインしたユーザーが所属するSlackチーム全体をホワイトリスト化でき、(有償版Slackを利用しているチームの場合は)決済手続きが簡易化できる。
例えばQuipの場合は、SlackアカウントでQuipにログインすると、所属するSlackのチームが自動的にQuipと接続される。これにより、SlackとQuipがシームレスに連係され、QuipのドキュメントをSlackのチームで共有できる。なお、Sign in with Slackでログインするには、Slackチームの管理者による承認が必要だ。
この機能はTwitterなどと同じOAuth 2.0をベースとしており、アプリ開発者はSlackアカウントでのログインで要求する個人情報の内容を設定できる。開発者向け情報はこちら。
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