「同じ『はい』という言葉でも、抑揚などによって感情や意味が異なる」――そんな点に着目した自然応答技術「HEARTalk」をヤマハが開発した。同じ「はい」という発音でも、声の強弱、長短、高低、間、抑揚などをシーンに合わせて調整し、機械やロボット独特の「不自然さ」を減らして「心」を感じられるようにしているという。
HEARTalkは人間の問い掛ける声に対し、「うん」「はい」と相づちを打つだけ。その際、人間の韻律をリアルタイムに解析し、応答に適した自然な相づちを返してくれる。
現在特許出願中の新技術で、既存の音声対話システムへの組み込みなどを主な用途として想定。5月11日から、HEARTalkの一部技術(ソフトウェアとハードウェア)を利用できるライセンスを法人向けに提供している。
(太田智美)
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