ヤマハは1月8日、4人組バンド「SEKAI NO OWARI」のボーカリスト「Fukase」の声を基に開発した「VOCALOID4」用歌声ライブラリ「VOCALOID4 Library Fukase」を1月下旬に発売すると発表した。パッケージ版は全国の楽器店などで1月下旬に、ダウンロード版は公式オンラインショップで28日に販売を始める。価格は1万4000円(税別)。
スタンダードな歌声の「Normal」、ささやきかける歌声の「Soft」の2種の日本語ライブラリと英語ライブラリの全3種類を同梱。伸びやかで透明感のある「Fukase」の歌声を忠実に再現したという。「クロスシンセシス」機能を使い、日本語ライブラリ2種類をブレンドすると、より細やかなボーカル表現も可能だ。
ロボットボイスのようなエフェクトを歌声に反映できる専用ジョブプラグイン「Electronica-Tune」を搭載するほか、代表曲「スターライトパレード」を題材にVOCALOIDの基本操作を学べる小冊子も付属。「SEKAI NO OWARI」の世界観にあった楽曲表現を追求できる。
推奨音域はF2〜F3、推奨テンポは80〜160BPM。パッケージイラストには「pixiv」で一般募集し、大賞を受賞したmikumaさんの作品を起用している。
VOCALOIDの初心者向けに、DAWソフト「Cubase」に組み込んで使える歌声編集ソフト「VOCALOID4 Editor for Cubase」をバンドルしたスターターパックも発売する。ダウンロード販売の価格は2万2000円(税別)。
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