米Microsoftは5月11日(現地時間)、2015年2月に買収したSunriseのiOS/Android向けカレンダーアプリ「Sunrise」の提供を8月31日に終了すると発表した。
Sunriseのチームは買収後、Sunriseの提供と同時にモバイル版Outlookへの機能追加に従事してきたが、今後はOutlookに専念する。
Sunriseのチームは公式ブログで、「われわれは人々の生活を快適にし、ストレスを軽減することに情熱を傾けている。Outlookのチームに参加することは、より大きなスケールでこの目標に向かうことだ。だが、そのためにはSunriseを満足にサポートし続けることは難しくなる」と説明し、提供を終了する決断をしたという。
Sunriseは向こう数日中にGoogle PlayおよびApp Storeから削除され、8月31日にはインストール済みのアプリも稼働しなくなる。
SunriseはMicrosoftアカウントやGoogleアカウントなどでログインして使うアプリなので、他のアプリへの移行でデータをエクスポートする作業などは必要ない。
Microsoftは昨年10月、Sunriseのすべての機能のOutlookへの統合が完了したら、Sunriseの提供を終了すると予告していた。
Microsoftは、2014年に買収したAcompliのアプリも、自社アプリに技術を統合した後に提供を終了した。
同社はSunriseやAcompliの他に、Wunderlist、Invite、SwiftKeyなどのアプリ企業を自社サービスのマルチプラットフォーム化を目的に買収している。
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