米位置情報サービスのFoursquareは5月24日(現地時間)、iOSアプリ「Marsbot」を米国のApp Storeで公開した。
名前に「bot」が入っているが、「流行のチャットボットのようにユーザーが尋ねないと答えないのではなく、自発的にユーザーのコンテキストに沿ったお勧めスポットを知らせる」アプリという。
Marsbotは、ユーザーがFoursquareに登録している携帯電話番号にSMSで情報を届ける。アプリへのサインアップの際に入力する好みや、ユーザーの現在地の位置情報、「Swarm」でのチェックインなどの履歴に合わせて適宜SMSを送ってくる。
FoursquareはMarsbotを、おしゃれなスポットをたくさん知っていて、しかも自分の好みも把握してくれている友達のようなものだと説明する。一方的にSMSを送ってくるだけでなく、SMSで例えば「近くにいい寿司バーはない?」と尋ねれば、最寄りのお勧めの寿司バーを教えてくれる。
Marsbotはまずはニューヨークとサンフランシスコで利用できるようになった。今後提供地域を拡大していく計画だ。
レストランや人気スポットを紹介するパーソナルアシスタントとしては、米Googleが先日、Google I/Oで「Google Assistant」を紹介した。このGoogle Assistantを搭載するチャットアプリ「Allo」では、チャットbotが適宜お勧めショップなどを紹介してくれる。Alloのリリースは今夏の予定だ。
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