ゲームパッドを備えた5.5インチのクラムシェル型Windows 10ノート「GPD WIN」が国内で発売される。香港の携帯ゲームメーカーGPD Technologyが開発中の端末で、「ニンテンドー 3DS LL」とほぼ同じサイズに抑えた。ゲームに特化した端末だが、通常のノートPCとしても利用できるという。
国内先行予約受付がクラウドファンディングサイト「Makuake」で先着50人限定で行われ、数日で完売した。一般発売は来春の予定で、想定価格は5万5000円(税込・送料別)。量産効率が向上した場合は価格が下がる可能性があるとしている。
GPD WINは、5.5インチ(1280×720ピクセル)の液晶ディスプレイ(ゴリラガラス)を搭載し、十字キー、ジョイスティック、ABXYボタンを備えたゲーム用PC。
サイズは155(幅)×97(高さ)×22(厚さ)ミリ、重さ300グラムに抑えた。6000mAhのリチウムポリマー充電池を搭載し、6〜8時間のオンラインゲーム、8時間の連続動画再生が可能としている。
CPUは Atom X5 Z8550(1.44GHz)、メモリは4GB、ストレージは64GB eMMC。通信は無線LAN(IEEE 802.11 a/b/g/n)とBluetoothに対応する。USB type-A端子やmini HDMI端子、microSDカードスロットも搭載し、「通常のノートPCとしてのニーズに十分に応えられる」としている。
2Dゲームか、3Dでも比較的負荷の少ないゲームでの利用に向いているという。3Dゲームの目安として、「ドラゴンクエスト X オンライン」は動作するが、必要に応じて画質を落とす必要があり、「ファイナルファンタジーXIV 蒼天のイシュガルド」は基本的に動作せず、画質を落として、やや動くか? というレベル――と示している。
米国のクラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」で、目標の5倍の出資額を集めて話題になった。国内では緑屋電気が代理店となり、技適を取得するなど国内向けにカスタマイズして販売する。
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