ふるさと納税の認知率は97%だが、そのうち実際に納税した人は12.7%――マーケティングリサーチ会社のマーシュがそんな調査結果を発表した。
ふるさと納税の認知を調査したところ、「内容まで詳しく知っている」(21%)、「おおまかな内容を知っている」(53%)、「名前は知っているが、内容は知らない」(23%)で全体の97%を占めた。
「名前も内容も知らない」と答えた人を除いた800人のうち、ふるさと納税をしたことがある人は12.7%にとどまった。ふるさと納税をしたことがない人のうち、「興味がある」と答えた人は57.0%だった。
納税平均額は4万6803円。1万〜1万9999円が23.5%と最も多いが、10万円以上の高額納税も11.8%を占めている。年代別で見ると、50代が最も平均値が高く、6万4105円だった。
ふるさと納税をしない理由としては「手続きが面倒だから」(47.0%)が最も多く、「仕組みがよく分からないから」(44.6%)、「特に支援したい地域がないから」(17.3%)が続いた。
調査は、同社のWebサイト「D STYLE WEB」のモニター会員を対象に、2016年5月11日に行った。
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