米Dropboxは6月22日(現地時間)、iPhoneおよびデスクトップ版アプリに、幾つかの生産性向上のための新機能を追加したと発表した。
iPhoneアプリの画面下部のメニューバー中央に「+」ボタンが追加された。このボタンをタップすると、「ドキュメントをスキャン」「写真をアップロード」「ファイルを作成またはアップロード」の3つの項目を選択できる。
「ドキュメントをスキャン」をタップするとカメラが起動し、レシートや雑誌などを撮影するとモノクロのPDFとして保存される。
対象が斜めになっていると角度を自動で調整する。1つのファイルに複数の画像を連続で追加できる。PDFファイルはDropboxの指定したフォルダに保存される。
有料版のDropbox for Businessユーザーであれば、こうして保存したPDFファイルのテキスト検索が可能だ。
「写真をアップロード」をタップすると「写真」アプリが開き、端末内の画像を直接Dropboxにアップロードできる(現在「写真」アプリの共有機能ではDropboxを選択できない)。
「ファイルを作成またはアップロード」では、端末にMicrosoft Officeがインストールされていれば、Dropbox内からOfficeを起動して新規ファイルを作成し、Dropboxに保存できる。実際にやってみたところ、Office 365を利用していない筆者は新規ファイルを作成できなかった。ヘルプページには説明がないが、ファイルの新規作成にはOffice 365のアカウントとの連係が必要なようだ。
これらの新機能は、将来的にはAndroid版にも追加される見込み(時期は不明)。
デスクトップ(Mac/Windows)でDropboxアプリをインストールしている場合、Dropboxフォルダ内のフォルダやファイルを右クリックすることで[共有...]を選べるようになった。
共有するファイルへのコメント機能として、ファイルの特定部分を選択し、そこについてのコメントを追加できるようになった。この機能はiOS/Androidアプリでも利用できる。
ファイルの共有設定で、ファイル単体の共有と、フォルダの「閲覧可能」共有設定が可能になった。
既に日本語による新ツールの説明ページが公開されているので、詳細はそちらを参照されたい。
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