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Evernote、無料版の同期端末を2台までに制限し、有料版は値上げ

» 2016年06月29日 07時47分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Evernoteは6月28日(現地時間)、一般ユーザー向けの料金プランの変更(「プラス」と「プレミアム」の値上げ)と無料版「ベーシック」の機能縮小を発表した。既存ユーザーへの反映は、段階的に通知し、行うとしている。なお、ビジネスプラン「Evernote Business」は今回の変更の対象外だ。

 evernote 1 新しい料金プラン

 無料版では、従来はノートを複数の端末で同期できたが、今後は同期できる端末が2台だけになる。現在2台以上の端末で同じEvernoteアカウントでログインしているユーザーは、端末設定ページで2台を選んでログアウトする必要がある。

 evernote 2 同期する端末を選ぶ

 端末として数えるのは、以下のもの。Webアプリ版(Evernote Web)は数に入らないので、デスクトップではWebアプリを使うことにすれば、例えばPCとスマートフォンとタブレットで同期できる。

  • Evernote for Windows
  • Evernote for Mac
  • Evernote for iPhone、iPad、iPod touch
  • Evernote for Android
  • Evernote for BlackBerry
  • Evernote for Windows Phone
  • Evernote on Android Chromebook
  • Evernote on desktop virtual machines of Mac and Windows

 有料プランは、プラスの年額料金が2000円から3100円に、プレミアムは4000円から5200円に値上げされる。FAQによると、有料プランユーザーには2週間以内に通知メールが届くという。

 Evernoteはこの変更について、Evernoteを広告非表示のまま、また、ユーザーデータを(広告企業などに)販売しないまま改善していくためには、時間、エネルギー、資金が必要だと説明した。

変更履歴:日本語のFAQが追加されたので、それに沿って有料ユーザーへの告知の部分を修正しました。[2016/6/29 10:50]



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