米司法省(DoJ)は7月20日(現地時間)、“現在最も訪問者数が多い違法なファイル共有サイト”であるKickass Torrents(KAT)のオーナー、アルテム・ヴォーリン(30)を著作権侵害とマネーロンダリングの疑いで逮捕・告訴したと発表した。
ヴォーリンはウクライナ在住で、同日ポーランドで逮捕された。米連邦政府は同容疑者の米国への引き渡しを要請する計画という。DOJによると、KATでの違法ファイル共有による被害は10億ドル以上。
KATでは、まだ映画館で上映している映画がダウンロードできたという。約28カ国語をサポートし、月間訪問者数は5000万人以上。年間広告収入は1250万ドル〜2230万ドルに上った。
現在、Kickass TorrentsのWebサイトにはアクセスできない状態だ。
「ヴォーリンは多数の国のサーバを利用し、ドメインを頻繁に移動することで法の目をくぐってきた。だが今回のポーランドでの逮捕で、サイバー犯罪は正義から隠れることはできないことを示した」(DOJ)
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