映画「スター・ウォーズ」シリーズでロボット「R2-D2」を演じた英国俳優のケニー・ベイカーさんが8月13日(現地時間)に亡くなった。81歳だった。スター・ウォーズシリーズを手掛ける米Walt Disney傘下のLucas Filmが同日、Starwars.comで発表した。
身長が約120センチのベイカーさんは、1977年公開の「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」から2005年公開の「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」までの6本にR2-D2として出演し、2015年の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」では“R2-D2コンサルタント”とクレジットされている。「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」では、スピーダーバイクを盗むすばしこいイウォーク、パプルー役も演じた。
訃報を最初に報じた英Guardianによると、ベイカーさんは病気が長引いていたという。
ベイカーさんは1934年8月24日、英国のバーミンガム生まれ。16歳から小人症の劇団で俳優として演じ、43歳でR2-D2に抜擢された当時は(やはりスター・ウォーズに出演した)ジャック・パーヴィスさんと「The Mini Tones」というコンビを組んでナイトクラブなどで興行していた。
スター・ウォーズシリーズを手掛けたジョージ・ルーカス氏は発表文で「ケニー・ベイカーは本当の紳士で、困難な状況で常に頑張るすばらしい人だった。いつもみんなを笑わせる才能あるボードビリアンだったケニーは、本当にR2-D2の心であり、魂だった。すべてのファンが彼の死を悼むだろう」と語った。
ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルさんは自身のTwitterで「さようなら、一生の友、ケニー・ベイカー。彼の楽天的なところと意志の強さが大好きだった。彼こそが、僕が探していたドロイドだった」とツイートした。
エピソード1-3でオビ=ワン・ケノービを演じたユアン・マクレガーさんは、「悲しい。ケニーといっしょに仕事ができたのは素晴らしいことだった」とTwitterで追悼している。
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