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Apple、「iPhone 7/7 Plus」(仮)にソニーのFeliCa採用か

» 2016年08月26日 11時06分 公開
[ITmedia]

 米Appleが9月7日にも発表するとみられる次期iPhone(「iPhone 7/7 Plus」と呼ばれる)の日本モデルには、ソニーの非接触ICカード技術「FeliCa」が採用される可能性があると、米Bloombergが8月25日(現地時間)、この件に詳しい筋の話として報じた。

 実現すれば、ICカード乗車券の代わりにiPhoneを改札機にかざすことで交通機関を利用できるようになる。

 FeliCaは「Suica」や「PASMO」など、日本各地の交通機関の50種類以上のICカード乗車券に採用されている。また、「楽天Edy」や「nanaco」、「WAON」などのプリペイド型電子マネーに採用されており、それぞれの電子マネーは「おサイフケータイ」にも対応している。

 felica 2 FeliCa採用乗車カード(ソニーのWebサイトより)

 情報筋の1人によると、AppleはSuicaとPASMOを含む主要なICカード乗車券業者と提携しようとしているという。FeliCaの情報は、iPhoneのWalletアプリに保存されることになる。

 Appleはまた、電子マネーのある主要業者とも交渉中であるという。

 Appleは2014年に独自のモバイル決済サービス「Apple Pay」を立ち上げたが、日本での提供はまだ始まっていない。

 Bloombergは、日本の決済ネットワーク企業との交渉の状況によっては、FeliCaによる乗車券機能の搭載を2017年モデルに持ち越す可能性もあるとしている。

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