PCメーカーの台湾MSIは9月12日、仮想現実ヘッドマウントディスプレイ(VR HMD)「HTC Vive」に対応するリュックサック型のゲーミングPC「MSI VR One」を発表した。デスクトップPCやノートPCと違い、HMDとPCを長いケーブルで接続する必要がなく、身動きを制限しないため「ケーブルの呪縛から解放できる」(同社)という。
リュックサックのように背負うVR対応のゲーミングPCで、総重量は3.6キロ。左右に2基のバッテリーパックを搭載し、1回の充電で約90分間ゲームを遊べる。片方のバッテリーが切れてももう一方があるため、ゲームを中断することなくバッテリー交換(ホットスワップ)できるという。
ビデオ出力インタフェースは、HDMI、Mini DisplayPort、Thunderbolt 3を1ポートずつ設け、90フレーム/秒以上の性能が必要なVRデバイスに対応。GPUには米NVIDIAの「GeForce GTX 10」シリーズを搭載。CPUは明らかにしていないが、オーバークロックを施したものを搭載するという。
2基のファンに加え、熱の移動効率を上げるヒートパイプを9本搭載した冷却システムも搭載。動作音は41dBA以下に抑え、装着した人がVRヘッドセットからの音しか聞こえないほど静かだという。
MSIは同製品を東京ゲームショウ2016(千葉・幕張メッセ、9月15〜18日)に出展する。
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