9月14日未明、iOS 10がやってきた。文鎮化した人もけっこういるようだが、自分はiPhone 6s Plus、iPad Pro 12.9インチなどに無事インストールできた。パブリックベータも入れておらず、新OS初体験の自分が気づいたことを報告しよう。
まずは、「マップ」。MACお宝鑑定団の予想どおり、交通機関の経路検索は実装されなかった。機能はiOS 10以前からあるのに、サービスのほうでストップがかかったままということだ。残念。
あと半月。SuicaをインストールできるiPhone 7s Plusジェットブラックが届く頃まで待つことにしよう。
Appleが大プッシュしている「メッセージ」アプリ。LINEっぽいスタンプ(ステッカー)がついたり、ゲームができたりと楽しげだが、ステッカーは後でインストールする必要があり、GIFアニメーション(イメージとビデオ)がデフォ。日本だと著作権上問題ありそうなもの多数。また、自分のアイコンはどう設定したらいいのかわからず。あまりの変わりようにとまどう人が多そうだ。
メッセージの中からApp Storeを呼び出し、ステッカーやアプリを直接ダウンロードできるのがウリなのだが、アクセス過多なのか、App Storeが不安定でつながらないことが多かった。
ところでスーパーマリオランのステッカー、帽子とヒゲはどうやって使えばいいのだろう?
この記事を公開後すぐにTwitterで教えていただいたのだが、いったん写真を投稿した後に、帽子やヒゲのステッカーをドラッグ&ドロップできるのを確認した。Snapchatのように顔認識して自動で、というわけではないが、楽しめる。
「メール」でたまったメッセージを読んでも読んでも終わらない。未読の数がぜんぜん減らないのだ。
それもそのはず、メッセージ画面の右上にある<>。これまでは<をタップすると、1つ新しいメッセージに移動してくれたのだが、iOS 10ではその逆。1つ古いメッセージを読んでしまう。だから、いつまでも既読にならない。
いったいどういう理由で左右逆にしたのだろうね。
iOS 10最大の魅力の1つである、プログラミングを基本から楽しんで学べる「Swift Playgrounds」。iPadに無料でダウンロードできるのでさっそく遊んでいる。ただし、英語のみ。
英文は平易ではあるが、これをそのまま日本の子どもたちのプログラミング教育に組み入れるのはちょっと大変かもしれない。導入を予定している学校の1つとしてAppleスペシャルイベントで名前が挙がっていた山梨英和中学校・高等学校が授業を開始するときまでには日本語化されていますように。
Swift Playgroundsのコードを教師と生徒の間で共有できる機能が追加されたiTunes Uアプリでは、ビデオでSwift Playgroundsを学ぶこともできる。
「ミュージック」アプリは大きく変わった。自分で購入したりリッピングした楽曲のID3タグに歌詞を手動で入れるなんてことはiPodの昔からやっていたし、それを表示する機能もあった。だが、今度はApple Musicの楽曲で対応しているものが自動で表示される。プレイヤーを下にスライドさせていくと歌詞がでてくる。すべてではないが。
これを使えばカラオケができるというわけだ(ただし英語のみ、かな)。
例えば「Karaoke Sweet Home Alabama」で検索すると、カラオケ版Sweet Home Alabamaが見つかり、ニール・ヤングを皮肉った歌詞も表示される。
ティム・クックはこれを使ってCarpool Karaokeの練習していたのだろうか。
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