シャープは9月21日、固定費削減のため売却した田辺ビル(大阪市阿倍野区)を買い戻す方針を、売却先のNTT都市開発との間で合意したと発表した。9月中の契約締結に向け協議を進めているという。
シャープは15年9月、阿倍野区の本社ビルを家具量販店のニトリに、向かいの田辺ビルをNTT都市開発に合計188億円で売却する契約を結んだと発表。今年3月の引き渡し後は、譲渡先の2社と賃貸借契約を結び、18年3月ごろまで賃料を支払いながら入居を続けるとしていた。
だがその後、4月にシャープと親会社の鴻海精密工業が開いた共同会見で、鴻海グループの戴正呉副総裁(現シャープ社長)が大阪本社を買い戻したいとの方針を明らかにしていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR