米貨物運送大手のUPSは9月23日(現地時間)、ドローンメーカーの米CyPhy Worksとの協力により、離島や被災地へのドローンによる商用貨物配送のテストを開始したと発表した。
テストは、マサチューセッツ州ビバリーから、大西洋岸から約4.8キロ離れた小さな島Children's Islandに救急医薬品を届けるというシナリオで22日に実施した。UPSは「ドローンは、到達しにくい場所への緊急配送の素晴らしい解決策になる」と説明し、世界中の到達しにくい場所への人道支援物資の配送でのドローン活用も検討中としている。
採用されたドローンは、CyPhyの「Persistent Aerial Reconnaissance and Communications(PARC)」モデル。離陸から着陸までを自動で行えるため、操作が簡単で、6ポンド(約2.7キロ)までの貨物を配送できるという。
このテストは、米連邦航空局(FAA)が8月末に施行した新たな安全規則に準拠する。FAAは、米国では2016年中に商用ドローンが60万台に増加すると予測している。
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