米Googleは10月4日(現地時間)に開催した製品発表イベント後、公式オンラインショップGoogle StoreのトップページからNexusブランドの製品をすべて削除した。
また、Nexusチームは公式ツイートで「Nexusユーザーの皆さんは、Googleの旅路で欠くことのできない役割を果たしてくれた。われわれはPixelのスタートでわくわくしており、皆さんにそれを理解してもらいたい」「われわれは今後もNexusのサポート(カスタマーサポート、ソフトウェアアップデートなど)を続ける。また、このTwitterアカウントも存続する」と説明している。
米Ars Technicaなど複数の米メディアによると、Googleは公式声明としてGoogle端末の将来については「ノープラン」と語ったという。
Nexusブランドは、2010年、Googleが純粋なAndroidの可能性を示す目的で立ち上げた。初代の「Nexus One」から昨年9月発表の「Nexus 5X」および「Nexus 6」まで、8モデルのスマートフォンと4モデルのタブレットが生まれた。Googleのオリジナルブランドではあるが、メーカーはHTC、LG Electronics、Motorola、Huaweiなど様々だった。
4日に発表された新たなブランド「Pixel」が今後のGoogleのオリジナルハードウェアのブランド名になるようだ。同社はスマートフォンだけでなく、タブレットやハイブリッド端末にもこのブランドを冠している。
Pixelもサードパーティーメーカーが製造するGoogleブランドだが、Nexusと異なり、メーカー名はハードウェアに刻印されない(初代PixelおよびPixel XLの製造元は台湾HTCとされている)。Nexusと異なり、価格帯が高く、純粋なAndroidではなく、「Pixel Launcher」というスキンを搭載するなど、ハイエンドのお手本という位置付けになっている。
イベント直前、7インチの中国Huawei製Nexusタブレットが発表されるといううわさがあったが、期待できないだろう。初代Pixelスマートフォンは当初、Huaweiが製造することになっていたが、交渉決裂でHTCになったといううわさもあるので、PixelブランドのHuawei製7インチタブレットも望み薄だろう。
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