“実写にしか見えない”3DCGの女子高生キャラクター「Saya」の8K映像が、「CEATEC JAPAN 2016」(10月4〜7日、千葉・幕張メッセ)のシャープブースで出展されている。約1分半の動画には、実際にSayaが動くシーンが15秒ほど収められている。
Sayaは、CGアーティスト・石川晃之さん、友香さん夫妻のユニット「TELYUKA」(テルユカ)が作成したキャラクター。15年10月にTwitter上で初公開し、肌の透明感やふんわりとした髪の毛が「実写に見える」と話題に。その後もさらに人間の印象に近づけるため、パーツや顔の造形を見直し、16年9月に最新版「Saya 2016ver.」を発表している。
ブースでは、これまで静止画でしか発表していなかったSayaに動きを付けた映像を公開している。映像化には、東映デジタルセンター ツークン研究所が協力。実際の女性の動きをキャプチャーしたデータを基に、SayaのCGを再設計したという。
映像の表示には、幅1.9メートルの8K映像モニター「LV-85001」(シャープ製)を使用。フルHDの16倍にあたる約3300万画素(7680×4320ピクセル)の解像度を実現したほか、HDR(High Dynamic Range)技術を活用し、動画の中で逆光になるシーンでもきれいに顔が映るよう工夫したという。出展を通じて「8Kが持つさまざまな可能性をSayaに引き出してもらいたい」(同社)としている。
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