米定額動画配信サービスのNetflixは10月17日(現地時間)、第3四半期(7〜9月)の業績発表で、サービス加入者数が前年同期比25%増の8670万人に上ったと発表した。同四半期に新規加入したユーザーは世界で320万人(米国は37万人)。第4四半期の新規加入者数を520万人と予測した。
同社は加入者数増加は主に、「ストレンジャー・シングス」や「ナルコス」(シーズン2)などのオリジナル番組の人気によるものだとしている。同社は2017年にはオリジナル番組製作に60億ドルを投入するという。
Netflixのサービスは、日本など米国以外では1カ月のお試し期間後は基本的に有料だ。人気番組をお試し期間に視聴してそのまま会員になるケースが多いようだ。
同四半期の売上高は32%増の22億9000万ドル、純利益は75%増の5200万ドル(非GAAPベースでの1株当たり純利益は7セント)で、アナリスト予測(売上高が22億8000万ドル、1株当たり純利益が6セント)を上回った。
同社は日本を含む130市場でサービスを提供している。中国進出については、規制環境が厳しいため、当面は直接参入せず、現地のサービスプロバイダーにコンテンツのライセンスを提供していくとした。
なお、Netflixと競合する米Huluの5月時点の総加入者数は1200万人(米Vergeより)、米Amazon.comのプライムビデオについては加入者数は発表されていない。
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