三波春夫そっくりに歌えるというバーチャルシンガーが評判らしいので、家に来てもらってオーディションをしてみた。
三波春夫のバーチャルシンガー「ハルオロイド・ミナミ」。WindowsアプリのCeVIO Creative Studio Sを持っていれば、今日から無料でいくらでもどんな曲でも歌わせ放題である。「ハロハロ音頭」でも「オバQ音頭」でも「ドラえもん音頭」でもオリジナル曲でも自由自在。音頭でなくても浪曲でなくても大丈夫。4年後に向けて「シン・東京五輪音頭」を自作して歌わせてもいい(IOCに怒られるかもしれないが)。
CeVIO Creative Studioでは、TTS(テキスト読み上げ)のトークボイスと、楽譜に従って歌唱するソングボイスの2種類の音声合成ができる。どちらも、名古屋工業大学のHMM(隠れマルコフモデル)を発展させた技術により実現している。元の人の音声データを統計処理して話し方や歌い方、声質をモデル化したものだ。サンプリングした波形を接続するVOCALOIDとは全く異なる方式で、ビブラートやこぶし回しなどの歌い方の特徴を出しやすいソフトだ。
CeVIOのソングボイスでは既に何人もの歌手の歌声と歌い方がモデル化されている。さとうささらは声優の水瀬いのり、ONE -ARIA ON THE PLANETES-は歌手のONEの歌唱データを元に構築されている。エクシングが提供している6人のCeVIOソングボイスはいずれもプロの歌手(名前は非公開)を元にしている。
そこに9人目のCeVIOシンガーとして加わったのが、
というわけだ。
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