今日、2016年10月24日はiPodが発表されて15周年という記念日(日本時間で)。ちょっと前に、2001年に書いた、初代iPodのレビューをインターネットのサルガッソーから救出してきた。記録のためにここに再掲載しておこう。
これは、当時ソフトバンク・ジーディーネット(その後アイティメディアに社名変更)のサイトZDNet/JAPAN(いまのZDNetではない)の中にあったMacWIRE Onlineというメディアでぼくが書いたレビュー記事。2001年11月17日掲載。では、ターイム・マッシーン!
iPodおよびiTunes 2.0の発表会ではさわったものの、じっくり数時間にわたって使うのは、iPodが自分のものになってからである。つまり、本日(2001年)11月17日の午後過ぎてから、というわけだ。午後3時から、夕方の7時まで、じっくりとさわってみた使用感をとりあえず、報告しよう。
午後1時40分ごろ、Apple Storeでおなじみの福山通運から宅配便が届く。初回配達分にはいっていたというわけだ。ほっと一息。Appleの説明会でも見たけれど、ケースは小さいCube状の箱である。
パッキングの内容は次のとおり:
ここでひとつ問題が。保証書がないのである。iPodサポートページを見ると、保証書が同梱されていないことが記されている。購入を証明するレシートが必要だというのだ。なお、Apple Storeで購入した場合には、その必要はないという。なるほど。これはショップで購入した人たちは不安だろうなあ、と思う。ついでに見ていくと、iPodの修理については、11月20日以降でないと受け付けてくれないらしい。とりあえず、3日間はこわさないこと。落とさないこと。
シリアル番号などで購入者や購入時期はわかるわけだから、保証書がなくても修理してもらえるような体制になったという見方ができるかもしれない。以前、アップルケアに関して、大宮本部長がそういうふうにしたいと話していたのを思い出した。
早速取り出して、まずはiTunes 2.0.2のインストール。これがないとiPodとは通信してくれない。既に2.0.1ははいっていたのだが、2.0.2はまだだった。このCDにはインストール時の致命的なバグが修復されたはずの、2.0.2が収録されているのだ。ホワイトと銀の2重丸になった (iPodの表と裏をイメージしているのだな) CD-ROMを挿入してインストールする。
メインのシステムはすでにMac OS Xなので、”iTunes 2.0.2 for Mac OS X”フォルダに入っているiTunes.pkgをダブルクリックしてインストールをはじめる。
インストール終了。そのあとで再起動が必要だ。実は、前のバージョンではログインのときに自動起動するiTunes Helperというのがあって、そのせいでシステムが不安定になったことがあった。Pierre BBSでそれが不安定の原因と指摘され、取り除いたのだが(iTunes 2.0.1のとき) 、iTunes 2.0.2をインストール後、ログイン項目にはあらわれない。いったいどこにいったのだろう。
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