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「欅坂46」の衣装がナチスに酷似 秋元康氏ら謝罪 「ありえない衣装でした」

» 2016年11月02日 09時52分 公開
[ITmedia]

 アイドルグループ「欅坂46」がコンサートで着た衣装が、ナチス・ドイツの軍服に似ていると海外メディアなどが指摘し、米国のユダヤ系団体が抗議していた問題で、所属レコード会社のソニーミュージックエンタテイメントとプロデューサーの秋元康氏が11月1日、謝罪コメント発表した。

画像 Simon Wiesenthal Centerの抗議文より

 問題の衣装は、10月22日に横浜アリーナで行われたハロウィンコンサートで着用したもの。デザインがナチスの制服に酷似していると日本のネットで話題になり、複数の欧米メディアがそれを採り上げた記事を掲載。米国のユダヤ系人権団体Simon Wiesenthal Centerが31日、所属レコード会社のソニーミュージックグループと秋元康氏に対して謝罪を求める抗議文を公開していた

 ソニーミュージックエンタテインメントは11月1日、公式サイトで、「私どもの認識不足により、衣装の色やその他を含む全体のデザインが、そのようなイメージを想起させる部分があり、ご不快な思いをさせてしまったことに対し、心よりお詫び申し上げます。また、当該の衣装に関しては、今後一切着用いたしません」などとコメントを発表。

 秋元康氏は欅坂46の公式サイトで「ニュースで知りました。ありえない衣装でした。事前報告がなかったので、チェックもできませんでした。スタッフもナチスを想起させるものを作った訳ではないと思いますが、プロデューサーとして、監督不行き届きだったと思っております。大変申し訳なく思っています」などと謝罪した。

画像 ソニーミュージックの謝罪コメント
画像 秋元康氏の謝罪コメント

 コメント全文は以下の通り。

ソニーミュージックエンターテインメントのコメント

 平素は欅坂46を応援していただき、誠にありがとうございます。

 10月22日に開催されましたハロウィンイベントにおいて、欅坂46が着用した衣装について、「ナチスドイツの軍服がモチーフではないか」とのお問い合わせ・ご指摘をいただいております。

 私どもの認識不足により、衣装の色やその他を含む全体のデザインが、そのようなイメージを想起させる部分があり、ご不快な思いをさせてしまったことに対し、心よりお詫び申し上げます。

 また、当該の衣装に関しては、今後一切着用いたしません。

 今回のご指摘を真摯に受け止め、再発防止に努めてまいります。

 多くのみなさまにご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

秋元康氏のコメント

 ニュースで知りました。ありえない衣装でした。

事前報告がなかったので、チェックもできませんでした。

 スタッフもナチスを想起させるものを作った訳ではないと思いますが、プロデューサーとして、監督不行き届きだったと思っております。

 大変申し訳なく思っています。

 再発防止に向けて、すべて事前にチェックし、スタッフ教育も徹底して行いたいと思います。

 総合プロデューサー・秋元康

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