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ロックイベントでジミー・ペイジ演奏せず 主催のKLabが謝罪 「返金はしない」

» 2016年11月14日 17時11分 公開
[ITmedia]

 11月11日に行われた音楽イベント「CLASSIC ROCK AWARDS 2016」(東京・両国国技館)で、英ロックギタリストのジミー・ペイジ氏が演奏するかのように宣伝していたにも関わらず、実際は演奏せず、入場者から批判を集めていた問題で、主催者のKLab Entertainmentが14日、真田哲弥社長名でWebサイトに謝罪文を発表した。

 ペイジ氏は演奏する予定だったが「本番直前に本人の意向で演奏が行われなかった」という。「ご迷惑をおかけした」と謝罪しながらも、「イベント自体は成立している」とし、チケットの返金は行わないという。

画像 11月7日のニュースリリースより
画像 イベントの公式サイトより

 CLASSIC ROCK AWARDS 2016は、米英で開催されてきたロックアワードで、今年、日本で初開催。ペイジ氏のほかジョニー・デップ氏、ジェフ・ベック氏などが出演した。ペイジ氏はプレゼンターを務めたが、演奏は行わなかった。

 KLabの謝罪文によると、ペイジ氏の演奏は「イベントの目玉」として予定し、当日もギターとアンプを用意していたが、「本番直前に本人の意向で演奏が行われなかった」という。その理由を本人側に問い合わせているが「回答は得られていない」という。

 真田社長は「主催者として、一人のロックファンとして私自身ジミー・ペイジ氏の演奏をとても楽しみにしていただけに、鑑賞できなかったことは残念でならない」としている。

 一方で、「告知をしていなかったジョニー・デップ氏やジョー・ペリー氏が参加し、素晴らしいパフォーマンスを披露した。出演者の年齢を考慮し、また多数のアーティストが出演するフェス形式というイベントの性格上、出演者・演奏内容の変更を完全に防ぐことは難しかった」と釈明。「イベント自体は成立していると判断」し、チケット代金の返金はできないとしている。

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