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Facebookとマーク・ザッカーバーグCEOの2016年を振り返る(2/3 ページ)

» 2016年12月26日 12時35分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

2月:ザッカーバーグ氏、SamsungのイベントでVRの未来を語る

 Oculus VRはSamsungと協力し、「Gear VR」向けのアプリも作っています。そこで、2月にSamsungがバルセロナで開催したイベントにザッカーバーグ氏が登壇し、VRの未来について語りました

 このときの画像が“ディストピアっぽい”と話題になりました。

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3月:買収できなかったSnapchatの真似は続く

 ザッカーバーグCEOも、もう32歳。企業のトップとしての落ち着きも見えてきましたが、若いころの負けん気の名残りもちらちらと見えます。

 2012年に買収しそこねたSnapchatへのこだわりなのか、今年も自社サービスにSnapchatへのリスペクトなのかと思うような、とてもよく似た機能をどんどん追加していきました。

 3月に買収したMSQRDの技術は、その後Facebook Messengerの3Dマスクに生かされました。

 また、今年後半にがんがん更新されたInstagramに追加された新機能の多くはSnapchatの機能にとてもよく似ていました(InstagramのCEOもそれを認めています)。

 0318 3月には中国を訪問した(天安門広場でランニングするザッカーバーグ氏)

4月:AI関連の取り組み強化

 FacebookはGoogleと並ぶAI研究チームを持っています。4月にはAI採用の画像キャプション技術を披露し、未来を垣間見せてくれました。

 Facebookはこの他顔認識技術Messengerで動くbotテキストの内容を理解するディープラーニングエンジンにも取り組んでいます。

4月:開発者会議「F8」

 年次開発者会議「F8」は、1月に宣言した技術の具体的な紹介の場でもあります。ザッカーバーグ氏は、向こう10年間のロードマップもここで示しました。10年後には世界中の誰もがネットに接続でき、ソーシャルAR/VRでつながれるという夢のような未来も、ザッカーバーグ氏なら実現してしまうかもと思わされます。

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4月:第1四半期決算も過去最高を更新

 4月に発表された第1四半期決算は、前期に続けて過去最高を更新。MAUは16億5000万人でした。

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