Oculus VRはSamsungと協力し、「Gear VR」向けのアプリも作っています。そこで、2月にSamsungがバルセロナで開催したイベントにザッカーバーグ氏が登壇し、VRの未来について語りました。
このときの画像が“ディストピアっぽい”と話題になりました。
ザッカーバーグCEOも、もう32歳。企業のトップとしての落ち着きも見えてきましたが、若いころの負けん気の名残りもちらちらと見えます。
2012年に買収しそこねたSnapchatへのこだわりなのか、今年も自社サービスにSnapchatへのリスペクトなのかと思うような、とてもよく似た機能をどんどん追加していきました。
3月に買収したMSQRDの技術は、その後Facebook Messengerの3Dマスクに生かされました。
また、今年後半にがんがん更新されたInstagramに追加された新機能の多くはSnapchatの機能にとてもよく似ていました(InstagramのCEOもそれを認めています)。
FacebookはGoogleと並ぶAI研究チームを持っています。4月にはAI採用の画像キャプション技術を披露し、未来を垣間見せてくれました。
Facebookはこの他顔認識技術やMessengerで動くbot、テキストの内容を理解するディープラーニングエンジンにも取り組んでいます。
年次開発者会議「F8」は、1月に宣言した技術の具体的な紹介の場でもあります。ザッカーバーグ氏は、向こう10年間のロードマップもここで示しました。10年後には世界中の誰もがネットに接続でき、ソーシャルAR/VRでつながれるという夢のような未来も、ザッカーバーグ氏なら実現してしまうかもと思わされます。
4月に発表された第1四半期決算は、前期に続けて過去最高を更新。MAUは16億5000万人でした。
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