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今季最強の寒波が襲来 雪少ない地域も注意必要

» 2017年01月10日 19時38分 公開
[日本気象協会 tenki.jp(http://www.tenki.jp/)]
Tenki.jp

 1月15日ごろにかけて今シーズン最強で最長の寒波が襲来するでしょう。日本海側はこれまで雪の少なかったところも大雪に警戒を。太平洋側にも雪雲の流れ込む可能性があり、注意が必要です。

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今季最強の冬将軍 襲来へ

 11日(水曜)から日本列島に寒気が流れ込むでしょう。11日から13日(金曜)にかけては北日本を中心に、14日(土曜)から15日(日曜)にかけては東日本や西日本にも強い寒気が流れ込む見込みです。特に14日から15日は今季最強の寒波となりそうで、北陸の上空では数年に一度レベルの強い寒気が予想されています。

 今冬はこれまでは強い寒気は流れ込んできても、北海道が中心であったり、滞在期間は比較的短い期間でした。このため、10日現在は、本州の日本海側の雪は山沿いも含めて、平年の半分以下というところがほとんどです。ただ、今回の寒波は強弱はあるものの、15日ごろにかけて長く居座る見込みで、日本海側では、まだ雪の少ない地域でも積雪が一気に増えそうです。

 また、特に今週末は冬型の気圧配置が強まるため、東北や東海から近畿、四国など太平洋側の地域にも雪雲が流れ込む見込みです。普段、雪の少ない地域でも注意が必要になりそうです。

11日〜13日 北日本、北陸 猛吹雪や大雪

 まず第1弾の寒気は北日本や北陸が中心です。13日にかけて北海道や東北の日本海側は広く雪で、荒れた天気になるでしょう。猛吹雪や吹き溜まりによって、交通機関に影響が出る恐れがあります。北陸も雪や雨が降り、降り方が強まるでしょう。晴れ間の広がる太平洋側でも、北風が強めに吹いて、グッと寒くなりそうです。

14日〜15日 太平洋側にも雪雲流れ込む

 今週末はさらに強い寒気が広い範囲に流れ込むでしょう。北海道や東北の日本海側、北陸、近畿北部から山陰にかけても広く雪が降りそうです。北海道から北陸はさらに積雪が増え、近畿北部や山陰の市街地でも雪が積もる可能性がありますので、交通機関への影響に注意が必要です。今週末はセンター試験が行われますが、受験生の方は時間に余裕を持った行動を心がけた方が良さそうです。寒気が強く、太平洋側でも所々に雪雲が流れ込むでしょう。名古屋にも雪マークがついています。普段雪の降らない地域でも雪となる可能性がありますので、注意が必要です。

 土日は特に寒さが厳しいでしょう。大阪や名古屋でも最高気温が5度くらいまでしか上がらず、今シーズン一番の寒さになる見込みです。東京も15日の朝は今季初めて氷点下の冷え込みとなりそうです。万全な寒さ対策をなさってください。

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