カカオ分が70%以上のチョコレートを食べると、大脳皮質の量が増え、脳が若返る――そんな研究成果を、明治と内閣府革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の共同研究チームが1月18日に発表した。
研究チームは、45〜68歳の成人男女(男性15人、女性15人)に、高カカオチョコレート(カカオ分70%以上のチョコレート)を4週間食べてもらい、実験の前後で大脳皮質の量(GM-BHQ)の変化を調べたところ、GM-BHQが有意に増加したという。
大脳皮質には、学習効果に関わる神経細胞が多く存在している。だが、年齢とともに大脳皮質の量が減少し、学習機能は衰えていく。高カカオチョコレートを摂取し、大脳皮質の量が増えれば、脳が若返る可能性があるという。
研究成果は、オープンサイエンス中間報告会(1月18日、日本橋三井ホール)で発表された。
ビールの苦味成分、アルツハイマー病に予防効果 キリン、東大など研究
アルツハイマー病は「思い出せないだけ」? 理研、失った記憶の復元に成功
つらい経験の”怖い記憶”を無意識に消去できる技術 NICTなど開発
「おしっこ分析」で体の調子が見えてくる? 尿を解析“IoTトイレ”、開発の狙いはCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR