ヤフー「週休3日」導入 まず育児・介護中の社員から

[ITmedia]

　ヤフーは3月31日、育児や介護、看護を行っている従業員向けに、週休3日（週4日勤務）の「えらべる勤務制度」を4月1日から導入すると発表した。「家族のサポートをしながらでもより安心して働ける環境を提供する」という。

　小学生以下の同居の子どもを育てたり、家族の介護・看護をしたりしている正社員と契約社員が対象。土日の休日に加え、1週あたり1日の休暇を取得できる。制度利用で取得した休暇分は無給。

　利用申請や解除、曜日変更は月単位で行える。例えば、小学校の夏休みに合わせ、8月だけ制度を利用するなど「従業員の事情に合った働き方が実現できる」としている。

　同社では、従業員の平均年齢が35.7歳（2016年12月末時点）となり、介護などを理由に退職する従業員が徐々に出始めているという。こうした状況を踏まえ、育児や介護などの課題を抱える従業員向けに「一歩踏み込んだ制度設計が必要だった」という。

　今後は、全従業員が週休3日を選べる制度の導入も検討。時期は未定だが、小規模な単位で導入、検討し、制度設計を進めるとしている。