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Facebook、スパムアカウント摘出システム強化で3万アカウントをパージ虚偽ニュース対策で

» 2017年04月17日 07時42分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Facebookは4月13日(現地時間)、虚偽アカウント検出システムを強化したと発表した。スパムや、先の米大統領選での虚偽ニュース拡散問題対策の一環だ。

 Facebookでは原則として実名での登録が求められているが、スパムなどの営利を目的とした架空アカウントの登録が後を絶たない。今回の強化では、アカウントの投稿内容からではなく、行動パターンから虚偽なものかどうかを判断する。

 name コミュニティ規定

 例えば、同じ内容のコンテンツを何度も繰り返し投稿したり、メッセージの投稿が急増したりといった行動だ。

 大統領選投票を23日に控えたフランスでは、新ツールにより3万以上の虚偽アカウントに対処したという。

 同社はまた16日には、営利目的で登録されたとみられるバングラデシュ、インドネシア、サウジアラビアを始めとする多数の国からのアカウントにも対処したと発表した。これらのアカウントはプロキシサーバを使って偽装し、人気のあるFacebookページに「いいね!」するなどで新しい友だちを獲得してからスパムを投稿したりしているという。

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