「1万円札やSuicaが額面以上の価格で売られている」と騒動になったフリマアプリ「メルカリ」で今度は、旅行券が額面以上の価格で取引されていると話題になっている。運営元のメルカリは「取引形態を個別に確認し、マネーロンダリング目的など不正が疑われる場合は削除する」としている。
旅行券は、「2万5000円分を2万8999円」「10万円分を11万1399円」「15万円分を16万6999円」(それぞれ送料込)など、額面の1割強ほど高い額で取引されているケースが多く、高額出品も目立つ。
メルカリは旅行券について、「特定のユーザーが大量出品や購入しているなどの場合、マネーロンダリング目的の恐れがある」として監視を強化し、個別に削除などの対応を行っているという。
メルカリでは先ごろ、1万円札や高額チャージ済みSuicaが額面以上の価格で取引されていると話題に。同社は「マネーロンダリングにつながる恐れがある」として現行紙幣や高額チャージ済みSuicaの出品を禁止し、監視を強化している。
一方、旅行券は「使用目的が限定され、小切手やSuicaなどに比べると換金性が低い」と判断。「個人が余っているものを出品するなどの取り引きを阻害しないよう」一律に出品禁止にはしないが、取引の形態を見て不適切と判断した場合は削除するなど対応する。
また、「メルカリで無記名の領収書が出品されている」とTwitterで話題になったが、同社は「領収書はサービス開始当初から出品を禁止しており、出品された場合は削除している」と話している。
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