ランサムウェア「WannaCry」の影響で世界的にITシステムの障害が発生していると、総務省が5月15日に注意を呼び掛けた。感染を防ぐために、Windowsセキュリティ更新プログラムを最新版にアップデートするように促している。
WannaCry(WannaCrypt、WannaCryptor)は、古いWindowsの脆弱性を悪用したランサムウェア。感染するとデータファイルを暗号化し、身代金として300ドルをビットコインで支払うよう要求する。5月12日から世界各地で被害が相次ぎ、日本国内でも日立製作所やJR東日本が攻撃を受けた可能性があると明らかにしている(関連記事)。
総務省は「(WannaCryに感染するのは)Windowsを使用しているシステムのうち、適切にソフトウェアの更新が行われていないもの」と指摘。米MicrosoftのWebサイトで詳細を確認するように注意喚起している。
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