5月17日にリニューアルした動画配信サイト「Hulu」日本版で、動画が再生できないなどの不具合が続出している。運営元の日本テレビ放送網子会社・HJホールディングスは22日、ユーザーにメールやWebサイトで謝罪。不具合や対応状況などをまとめたヘルプページを公開した。
Huluはこれまで、米国Huluのシステムを使用していたが、17日にリニューアルし、日本のシステムに全面移行した。リアルタイム視聴の強化など機能を刷新したほか、Webサイトのドメインは「hulu.jp」から、「happyon.jp」に変更した(関連記事:日本のHuluが「happyon.jp」にURL変更 なぜ?)。
だがリニューアル以降、動画が再生できないなどの不具合が続出。HJホールディングスは22日、ヘルプページに不具合や対処状況をまとめて公開し、ユーザーに謝罪のメールを送信した。
ヘルプページで公表された不具合は、クラウドサーバのトラブルで動画再生が途中で止まったり、Chromecast(第1世代)で動画が表示できなかったり、一部Androidスマートフォンでアプリが動かない――など。それぞれ、対応を進めているという。
リニューアルで著作権保護技術「HDCP」を導入したため、外部ディスプレイで視聴する場合、HDMI接続と対応ディスプレイが必要になった。このことは事前に告知されておらず、対応ディスプレイやケーブルを持っていないユーザーが不満の声をあげている。同社はこの件についても「事前に十分なご案内ができておらず、誠に申し訳ございません」とWebサイトで謝罪した。
また、多数の問い合わせが届いているため、回答までに時間がかかっていることも謝罪している。
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