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メルカリで新刊本販売 夏にもスタート トーハンと協力

» 2017年05月23日 12時37分 公開
[ITmedia]

 フリマアプリ「メルカリ」を運営するメルカリは5月23日、新刊書籍をフリマアプリ上で販売する取り組みを、夏にも始めると明らかにした。出版取次大手のトーハンと組んで展開する。

画像 メルカリ カウルの公式サイトより

 本やCDなどに特化したフリマアプリ「メルカリ カウル」で新刊本を販売。「メルカリ」や「メルカリ カウル」は原則、ユーザー同士で商品を売買する仕組みだが、新刊本はメルカリが売り手になる。メルカリが消費者に商品を販売する取り組みは初という。

 メルカリの広報担当者は、「メルカリやメルカリ カウルでは、中古の書籍を扱っているが、売り切れで買えないことも多い。新刊本も扱うことでユーザーの購入の選択肢を広げ、エンタメ市場を活性化したい」と話している。

 オンライン書店の流通をめぐっては、Amazon.co.jpが取次最大手の日本出版販売(日販)への発注を6月末に一部とりやめることが明らかになるなど、取次“中抜き”の動きもある。また、リアル書店の倒産数は2年連続で増えており、出口の見えない出版不況が続いている。

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