米通信キャリアT-Mobileは5月25日(現地時間)、1つの電話番号をスマートフォン、タブレット、PCでも使えるようにするサービス「DIGITS」の提供を31日から開始すると発表した。現在T-Mobileに加入しているユーザーは無料でDIGITSに申し込める。
DIGITSには、1台のスマートフォンで複数の電話番号を使えるサービスもあり、こちらは1回線当たり月額10ドル(約1120円)で追加できる。
SIMを追加するのではなく、モバイルアプリ(Android 5以上、iOS 9以上)とWebブラウザ(Chrome、Firefox)で利用する。
複数端末で1つの番号を共有するサービスは米AT&Tも「NumberSync」として提供しているが、DIGITSは自社以外のキャリア(Verizon、AT&T、Sprint)の端末もサポートする点が異なる。
番号共有機能は、例えば固定電話のように家族の“代表電話”として使うこともできる。家族のそれぞれが必要に応じて自分の端末で着信に出ればいい。
企業は、従業員に業務用スマートフォンを貸し出すのではなく、DIGITSの電話番号を与えればいいのでコスト削減になる。電話番号ごとの履歴の把握もできる。
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