十代向け学習用SNSの運営会社であるTHINKERSは6月1日、マストドンのインスタンス「THINKERS.AC」(シンカーズ)をスタートした。
同社は2015年8月から自社開発のSNSで中高生を対象にした学習コミュニティーを運営、17年5月現在で1000人以上のユーザーが利用しているが、これをマストドンに完全移行し、対象も拡大する。
インスタンス「THINKERS.AC」は中高生、高専生、大学生、大学院生、大学などの教職員のみが対象。中高生はFacebook認証で年齢を確認、高専生、大学生、大学院生、大学などの教職員については所属組織のメールアドレスを使った認証を独自に実装している。
THINKERSでは「中高生にとっては大学生や同教職員と交流することで、高等教育機関との接点が持て、地域差によらない高大接続を実現」と説明。500文字までの投稿を効果的に使い文章を書く能力を高めたり、授業内容の投稿を閲覧することで情報を共有したり、受験志望の参考にしたりできるという。
また投稿内容についての警告(CW)機能を使い、クイズ形式で出題するアイデアも活用していく。
鹿児島の「てげどん」と同じく6月1日にオープンした企業インスタンス。どちらもマストドン会議2に参加し、懇親会でその意気込みを話してくれた。
先進的な企業導入事例として、いずれは彼らにも登壇の要請がかかるだろう。
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